総合格闘家に転身した元NFLのスタープレーヤーのグレッグ・ハーディ(30=米国)がUFCデビュー戦で反則負けを喫した。ヘビー級5分3回で、アレン・クラウダー(29=米国)と対戦。マットに片ひざがついた状態のクラウダーに対し、ひざ蹴りしたため、そのまま反則裁定となった。クラウダーも試合続行不可能な状態となり、ハーディはオクタゴンの中でぼう然とした表情となった。

身長193センチ、体重127キロと恵まれた肉体の持ち主のハーディはヘビー級格闘家とし、名門ジムのアメリカントップチームに所属。UFC参戦前までのアマチュア戦績は3勝0敗で、すべて1回KO勝ちだった。NFL時代はパンサーズ、カウボーイズで守備の選手として活躍していた一方、遅刻やチームメイトとの口論などトラブル続き。私生活では元交際相手へのDV、コカインなどの薬物問題など素行の悪さも目立っていた。