WWEクルーザー級次期挑戦者3人による前哨戦は、元ノアKENTAことヒデオ・イタミ(37)が制した。

27日のPPV大会ロイヤルランブル(米アリゾナ州フェニックス・フェイス・フィールド)で、同級王者バディ・マーフィー(30)に戸沢陽(33)、カリスト(32)とともに挑戦者として4WAY形式の王座戦に臨む。

この日は挑戦者3人による3WAY前哨戦が組まれ、王者マーフィーが見守る中で開催された。めまぐるしく攻防が入れ替わり、マーフィーも試合途中に加入する荒れた展開だった。戸沢がトペ・スイシーダで介入した王者を粉砕。必殺技を巡る攻防ではカリストの雪崩式フランケンシュタイナーをすかした戸沢がダイビング・セントーンをかわされて自爆。その隙を突いたイタミが串刺しドロップキックでカリストを蹴散らすと、最後は戸沢に飛龍裸絞めの体勢から強烈なヒザを顔面にたたき込む必殺のサクラ・ニーストライクを成功させてフォールを奪った。試合前に「誰のためでもないぞ。自分のためにクルーザー級タイトルはもらう」と意気込んでいたイタミが、3WAY前哨戦を制してはずみをつけた。