キックボクシング界の「神童」那須川天心(20=TARGET/Cygames)が4月21日に開催されるRIZIN15大会(横浜アリーナ)でボクシングのWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者ジャーポンタ・デイビス(24=米国)とエキシビジョン戦に臨む可能性が出てきた。

昨年大みそかに那須川とのボクシングルールのエキシビジョン戦で勝利したボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)が9日(日本時間10日)、明かした。

同日に米カーソンでウーゴ・ルイス(メキシコ)に1回KO勝ちしたデイビスをプロモートするメイウェザーは試合後、報道陣に対し「デイビスとは5月(の次戦)のについて話をしている。彼がオッケーなら4月に日本で那須川とエキシビジョンで戦う。RIZINでね。まず4月に天心と戦って、5月にリアルファイト(ボクシング)になるね」との見通しを明らかにした。

もし実現すれば、RIZINリングで2試合連続のボクシングルールに挑むことになりそうだ。メイウェザーとの階級差は5階級ほど開いていたが、21勝(20KO)無敗となるデイビスの主戦場、スーパーフェザー級は58・9キロと那須川の階級に近い。

那須川は3月10日に東京・大田区総合体育館で開幕するキックボクシング興行RISEで開催される優勝賞金1000万円のRISE世界トーナメント(58キロ級)への出場が決定済みで、1回戦でWKN世界ムエタイ58キロ級王者フェデリコ・ローマ(アルゼンチン)と対戦。まだRIZIN15大会への参戦は発表されていない。