小橋建太(52)が31日、都内の書店で公開会見とトークショーを行い、6月10日のプロデュース興行「FortuneDream6」(後楽園ホール)で、前田日明(60)とトークバトルをすると発表した。

これまで交わることのなかった前田との夢のバトルが実現する。小橋が壇上で発表すると、集まったファンから「おぉー」っと歓喜の声があがった。きっかけは、昨年8月に行われた高山善広の支援イベントだった。控室に前田が訪ねてきて、そこで初めて1対1で話すと会話が思いのほか弾んだ。「その時に(話が)広がりそうだと思った」。今回、ダメもとでオファーしたところ快諾されたという。小橋は「リングで向き合うのは緊張感が違いますよね。これまで会わなかったのも運命かなと思いますし、リングで向き合うのも宿命」と話した。また、先輩のジャンボ鶴田が引退する際に前田と試合をしたいと話していたエピソードを明かし「それだけの存在。前田日明に迫ってみたい」と意欲をみせた。

興行は今年で没10年を迎える盟友三沢光晴さんにささげるものでもある。命日の6月13日に近い日での開催となり、「この日でやれよ、と言われている気がする」。三沢さんにまつわる何かサプライズも用意する予定だ。トークバトルを含め6戦の予定だが、対戦カードの発表はお預けとした。「いい試合が組めたと思っています。おぉ、っと思ってくれる試合がたくさん、というか全部」と自信たっぷりに話した。