13年高校総体覇者のホープ岩田翔吉(23=帝拳)がプロ3連勝を飾った。パオロ・シー(23=フィリピン)と拳を交え、5回1分25秒、TKO勝ちを収めた。

開始から的確に右をヒットさせ、左ボディー、右オーバハンドなど多彩なパンチで攻撃。2回にはロープ際に追い込んで4連打も浴びせた。3回に偶然のバッティングで右目尻をカットしたものの、あわてることなく5回中盤に後退した相手に4連打を浴びせ、レフェリーストップに追い込んだ。

「フィリピンの選手はタフ。タフな相手と良い経験が積めたことは次のキャリアにつながると思う」と収穫を口にした岩田は現在、日本ライトフライ級15位にランク。「早く世界のトップとわたりあって、世界王者になれるように精進していきたい」と意気込みを口にした。