ボクシングWBC世界スーパーバンタム級2位和気慎吾(32=FLARE山上)が11日、東京・後楽園ホールでジュンリエル・ラモナル(30=フィリピン)との世界前哨戦(フェザー級8回戦)に臨む。

10日には都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラム少ない57・0キロでパス。ラモナルも56・8キロでクリアした。

6年前の13年10月、東洋太平洋スーパーバンタム級王座の2度目の防衛戦で対戦している相手。前回は和気が左ストレートで右目上カットに追い込み、3回TKO勝利している。「顔がいかついですよね」と再戦するラモナルの印象を口にした上で「何ラウンドで倒すかを楽しみにしてくれていると思うので、1ラウンドでも早く倒そうと思う」と自らを奮い立たせた。

16年7月のIBF世界同級王座決定戦敗退から6連勝中。世界主要団体のランキングでもWBC2位、IBF4位に入っている。和気は「世界戦のチャンスは自分で決められるものではない。あとは運だと思っている。今回も圧倒的に勝つのは当たり前」と口調を強めていた。