新日本プロレスが「金曜8時」に34年ぶりに帰ってくる。BS朝日は9日、4月から毎週金曜午後8時から同54分に「ワールドプロレスリングリターンズ」を放送すると発表した。

テレビ朝日系列で70年代から続く長寿番組「ワールドプロレスリング」は現在地上波で毎週土曜午前2時から30分の録画放送。BSでも同じ内容で水曜11時半から放送していたが、時間を1時間に拡大し、地上波放送の未公開部分やメイン試合をロング版で届ける予定だ。生放送ではないものの、昭和のプロレスファンに親しまれた「金曜8時」のゴールデンタイムに約34年ぶりに復活することとなった。

この放送変更を受け、選手らも喜びのコメントを寄せた。棚橋弘至は「家族みんなでご飯を食べながらぜひプロレスを楽しんでください!僕が小学生のころかな…。あばあちゃんと一緒にテレビで見て、楽しかった記憶があるので。そのね、いい時間帯、金曜8時!ご家族で楽しんで見てください!」と家族だんらんでのテレビ鑑賞を提唱。真壁刀義は「金曜夜8時に帰ってくるんだぜ!(小学校のころ)『ワープロ』を見て次の日学校行くじゃん?男子も女子もプロレスの話で盛り上がるわけ。それがすげーのよ!その熱さをもう1回お届けしませんかって話なんだよ!新日本プロレスのものすごい闘い見逃すんじゃねーぞ!言いたいことはそれだけだ!」と興奮。高橋ヒロムは「マジでうれしいです!金曜夜8時ゴールデンタイムっていうのは俺の夢だったんで。プロレスラーになりたいって思ったきっかけがテレビ。テレビで見てもらって、会場で見てもらう、それが1番! 俺たちの試合を見たらプロレス好きになるに決まってるじゃないですか。1回でも見てくれたらとりこになりますから。金曜夜8時、いいじゃないですか!」と新規ファン獲得への自信を示した。