米プロレスWWEは15日(日本時間16日)、元WWE・US王者サモア・ジョー(42)ら9選手の解雇を発表した。

ジョーは米国でWWE、ROH、TNA、日本ではゼロワンで活躍し、日米で人気のあるサモア系米国人レスラー。WWEではNXT王座、US王座を各2度戴冠していた。近年は脳振とうなどの負傷が続き、ロウ大会の解説者などを務めていた。

また女子選手ではWWE女子王座5回、ディーバズ王座1回の計6回王座戴冠を誇るミッキー・ジェームス(41)や、ユニット「アイコニックス」として活躍した元WWE女子タッグ王者ビリー・ケイ(31)、ペイトン・ロイス(28)もそろって解雇となった。

年間最大の祭典レッスルマニア37大会を終えた翌週での主力メンバーのリリース発表は衝撃が走った。

今年3月からWWE選手部門の責任者に再び就任したジョン・ローリナイティス氏(58=元全日本プロレスのジョニー・エース)は米メディアに対し、予算削減が複数選手の解雇理由だと明かしているという。WWEは新型コロナウイルス感染拡大を受け、年間の予算削減を掲げている。

なお解雇された選手たちは次の通り。

(1)サモア・ジョー

(2)ミッキー・ジェームス

(3)ビリー・ケイ

(4)ペイトン・ロイス

(5)チェルシー・グリーン

(6)カリスト

(7)タッカー

(8)ウェズリー・ブレイク

(9)ポー・ダラス