正式に引退表明したボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)に、WBAが100周年記念王者の称号を授与した。28日に公式サイトで発表した。

WBAは1921年に全米協会として設立した最古の団体で、62年にWBAと改称している。メンドサ会長は「リングの内外で生きる伝説のキャリアを表し、多大な貢献をした。そのキャリアをたたえたい」と、記念イヤーに合わせての授与となった。

パッキャオは6階級で通算12の世界王座を獲得している。WBAに限ると、獲得したのは18年のウエルター級だけ。2度防衛後は試合間隔が空いて休養王者となった。8月の最後の試合はこの王座に挑戦も判定負けしたが、95年のプロデビューから長年の功績をたたえられた。