大相撲の元幕内で、昨年7月の名古屋場所中に大麻たばこを使用して日本相撲協会から解雇処分を受けた元貴源治こと貴賢神(25=フリー)は、総合2戦目で初勝利を飾ることはできなかった。

完敗だった。第7試合、無差別級のワンマッチでGLADIATORヘビー級王者カルリ・ギブレイン(ブラジル、35=BRAZILIAN THAI)と対戦。序盤から、近い距離でプレッシャーをかけてくる相手に、ケージ際に追いやられた。1回終盤にはタックルを狙っていったが、逆に相手に上のポジションを奪われる。そして、パウンドを落とされると、レフェリーが慌ててストップをかけ、TKO負けとなった。

RIZINデビュー戦となった今年4月のトリガー大会では、プロレスラーとしても活躍する関根“シュレック”秀樹の前に2回TKOで沈んだ。20年9月に一足先に総合デビューした双子の兄スダリオ剛は、現在3連勝中で7戦6勝。総合では水をあけられている状態だ。2連敗から巻き返しを図れるか。

【RIZIN】弥益ドミネーター聡志VS平本蓮、奥田啓介VS久保優太ほか/ライブ詳細