9日の「K-1

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 2008」(広島県立体育館)に出場する魔裟斗(29=シルバーウルフ)が、想定外のアクシデントに見舞われた。

 7日午後2時には現地のホテルに入る予定だったが、東京からの航空機が視界不良で広島空港に着陸できず、急きょ伊丹空港に着陸。大阪から新幹線で広島に移動したため、広島到着が予定より3時間近くも遅れた。広島入り後に軽めの最終調整を予定していたが、キャンセルせざるを得なかった。

 「こういう経験は初めて。軽く走ろうと思っていたけど(今日は)風呂入って終わりかな」と魔裟斗。もっとも体調面での不安はない。体重もリミット1キロオーバーの71キロまで下げている。対戦相手のカラコダが「弱点を見つけた」と話したことにも「毎回そういう話になるけど、みんな(弱点を)突けないんだよ。すべてが、僕の方が上」。アクシデントにも03年以来の世界王者へ魔裟斗にすきはなかった。