<全日本:東京大会=武藤祭>◇10日◇東京・後楽園ホール◇1900人

 お笑い芸人とタッグを組んで試合をするF-1タッグ選手権は、王者武藤敬司、神奈月組に曙、はなわ組が挑戦。モノマネあり、歌あり、プロレスありの大激戦の末、23分1秒、神奈月がはなわを「相撲ルパッケージホールド」でフォールし、王者が4度目の防衛に成功した。

 敗れたものの挑戦者は大健闘した。試合終盤には、はなわが作詞、作曲した「伝説の男、武藤敬司」「伝説の男、曙」をリング上で熱唱。武藤が焼き肉店であわびを注文した逸話などを披露し、1900人の観客から大喝采を浴びた。防衛に成功した武藤も「今日の敵は手ごわかった」とファイトぶりを認めた。はなわは「それにしても武藤さんの伝説って、ありますねえ。今度またつくっちゃおっかなあ」と新バージョン作曲に意欲を見せていた。