WBCフェザー級タイトルマッチ(16日・国立代々木競技場)で帝拳ジム期待の同級9位、粟生隆寛が初めて世界に挑む。15日の計量を無事にパスした粟生は「あしたの夜には(チャンピオンベルトが)僕の腰にあると思う」とタイトル奪取への自信を口にした。

 計量後に対戦する両者が並んでの写真撮影を求められると、王者のオスカー・ラリオス(メキシコ)は粟生を鋭いまなざしでにらみ付けた。粟生は視線を合わせなかった。「リングの外では、もめ事は嫌い」と王者の威嚇を受け流した。念願の世界挑戦を間近に控えても「全く普通。まだ高ぶりはない」。平然とした様子は変わらず、マイペースを貫いた。

 千葉・習志野高時代に全国選抜大会、インターハイ、国体で2度ずつ優勝する「高校6冠」を達成し、鳴り物入りでプロ転向した。プロでは17戦16勝(8KO)1分けと無敗だが、期待通りの強さを見せてきたわけではない。キャリア71戦目を迎える31歳のファイター、ラリオスにどう立ち向かうか。24歳の真価が問われる。(共同)