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内藤11回連打でストップ/ボクシング

11回、山口からダウンを奪い、絶叫する内藤(撮影・栗山尚久)
11回、山口からダウンを奪い、絶叫する内藤(撮影・栗山尚久)

<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇東京・両国国技館

<1回>内藤は左ジャブから右ストレートで先制攻撃。さらに上体を振って左右フックを狙った。左ボディーフックから右フックを顔面に当て、接近戦からストレート気味の左フックも決めた。山口は左ジャブ、右フックを出したがクリーンヒットしなかった。

<2回>内藤が前に出る。フェイントを入れながら左ジャブ、右フックで攻勢をかけた。中盤はオーソドックスなワンツーストレートで攻め立てる。スピードも十分だ。接近してパワフルなショートフックと手数が出る。山口はいきなりの右フックを軽く顔面に当てた程度だ。

<3回>内藤が好調だ。山口の右フックを外してカウンターの右から左、腰の回転を利かせた左右フックを放つ。フットワークも生きている。山口はようやく左ジャブの数が出るようになり、素早い出入りを見せるようになった。挑戦者陣営からがボディー狙いの指示が出た。

<4回>山口が初めて前に出た。左ジャブから右、接近してボディーをたたき、ロープに詰めてパンチをまとめた。足も使えるようになった。内藤は逆にカウンター狙い。山口の攻撃を呼び込むように後退しながらチャンスを狙った。この回まで39ー37、39ー37、40ー36で内藤がリード。

<5回>内藤が山口の前進を迎え撃つ。相手の体をガッチリ受け止めて放つ右フックが効果的だ。オーバーハンドで山口の左顔面を襲い続ける。タイミングよく繰り出す左ジャブの有効だ。山口も右を狙うが距離感が今ひとつだった。

<6回>内藤が変幻自在のファイトを見せ始めた。上体を揺らして左フックをボディーに、右フックを顔面に。距離が詰まると大きな左右フックで顔面を狙う。さらに距離を取って左右ストレート。1回からつかんだペースを維持している。

<7回>内藤が右フックでボディーを狙い始めた。そのパンチでガードを下げさせておいて右フックを顔面に送り込む。中盤に決まった右で明らかに山口の動きが止まった。内藤の強い右が立て続けに決まり、明らかにポイントを奪った。

<8回>内藤のパンチが多彩だ。左ジャブ、フック、ボディーから右ショート。さらに右ボディー、フェイントを加えて左右の強打を繰り出した。山口は思い切った右フックを1発決めて体勢を立て直し、終盤に何とか連打で反撃した。79-73、79-73、78-74で内藤がリード。

<9回>山口が逆襲に出た。1分すぎに右のカウンターを顔面にクリーンヒットすると一気に前に出た。力を込めた右フックで内藤をロープに詰める。途中、頭がぶつかり合って内藤が顔をしかめた。それを見てさらにラッシュ。内藤もパンチを返し、激しい打ち合い。

<10回>内藤が足を使い始めた。左を軽く突きながら、上体の動きで山口のパンチをかわそうとする。山口はボディーを打ちながら何とか突破口を開こうとする。中盤に内藤のワンツーを食って体が揺らいだが、前に出続けた。

<11回>内藤の強打が決まった。山口の右をかわし、左フックをカウンターで決めてぐらつかせ、強烈な右の打ち下ろしでダウンを奪った。立ち上がって反撃してくる山口に強い左右フックを放ち続けてグロッギーに追い込み、レフェリーが試合をストップした。1分11秒、内藤がTKOで4度目の防衛に成功した。

 内藤大助の話 いやぁ、だめだ~。勝ったからよかったものの、相変わらずセンスないです。山口選手に研究されて思った通りにできませんでした。お客さんとセコンドの声に励まされて勝てたようなもんです。皆さんの応援があるからきつくても続けられるんですよ。だめだったけど、勝てたからよかったです。

 [2008年12月23日21時29分]


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