<プロボクシング:WBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇パシフィコ横浜

 <1回>小堀が左ジャブを出すとモーゼズも左を返す。小堀は少しずつ前進して重圧をかけた。相手の左はブロックし、右にはダッキングで対応する。ロープに詰めて左ボディーから右ショート。モーゼスも速い左ジャブ、右ストレートを打ってきた。

 <2回>小堀は前に出るが、パンチは少ない。12センチのリーチ差が気になっているのか。モーゼズはオーソドックスなワンツー攻撃で手数を出してきた。接近戦で小堀の左フックが軽くヒット。モーゼスの動きが一瞬止まった。

 <3回>小堀が左フックから右ショートで仕掛けた。モーゼスは左ジャブから右のアッパーを見せた。スリリングなパンチの交換。モーゼスの左がうるさいが、小堀はそれをかいくぐって左右を思い切り振るった。パワーで小堀、スピードでモーゼスだ。

 <4回>モーゼスが足を使い始めた。小堀のパンチを警戒している。ワンツーから右アッパーが小堀をとらえる。速い。小堀は打たせておいて接近し、左から右。左フックがテンプルにヒットした。

 <5回>小堀がいきなり右フックを放った。モーゼスがワンツーを返し、コーナーに追ってきた。小堀の左フックがカウンターで決まった。モーゼスの腰が落ちかける。右を追い撃ち。しかしモーゼスもタフだ。体勢を立て直し、右アッパーを突き上げた。緊迫の打ち合いが続く。

 <6回>モーゼスが速い。踏み込んでショートのワンツーをアゴに決める。次の瞬間にバックステップ。そして左から右。力を抜いてスピードを生かし始めた。小堀の手数が減った。顔面にパンチを浴びる。それでもモーゼスの打ち終わりを狙った。動きも変わっていない。

 <7回>モーゼスが左ジャブを突く。ステップを踏み、接近して右アッパーを打つと再び距離を取る。完全に作戦を変えてアウトボクシングに徹してきた。小堀は前に出ながらボディーを狙う。終了間際にロープに詰めてパンチをまとめたが、クリーンヒットはなかった。

 <8回>モーゼスは小堀のパンチを警戒している。打ち合いは危険と判断したようだ。ヒットアンドアウエーだ。小堀は左をかいくぐって強引に接近する。ロープに詰めて連打するが、細かいカウンターももらった。

 <9回>モーゼスは左ジャブ主体の戦いに切り替えて、小堀の左フックのチャンスが少なくなった。前に出てプレッシャーはかけるが、手数が出ない。モーゼスの左に右フックをかぶせダウンさせたがレフェリーはスリップの判断。惜しかった。

 <10回>小堀が左ジャブを連発する。距離が足りずにヒットしない。モ-ゼスも落ち着いて対応する。手数は減ったが、足を使って小堀の攻撃をかわし続ける。終了間際に小堀の右がヒットした。

 <11回>モーゼスはポイント狙いのボクシングだ。軽いが速いパンチで小堀の顔面を襲う。ロープに詰まっても上体を柔らかく使って小堀のパンチをかわす。小堀の動きがやや落ちた。前に出るがパンチがクリーンヒットしない、もどかしい展開だ。

 <12回>モーゼスはジャブだけで右を出さない。小堀の左カウンターを最後まで警戒している。足を使って逃げ切り態勢だ。接近されても小さい左を出してポイント重視。小堀は距離を詰めてワンツーを出すが、あと一歩の踏み込みが足りないまま試合終了。判定は113-115、113-115、109-119。小堀は0-3の判定で敗れ、初防衛に失敗した。