13日午後6時25分ごろ、大津市葛川坊村町の比良山系三ノ滝で、精神修行をしていた「グリーンツダボクシングクラブ」(大阪市)所属のプロボクサー小松則幸さん(29)が滝の底で死亡しているのが見つかった。

 大津北署によると、小松さんは誤って滝つぼに落ちたとみられ、同署が詳しい事故の原因を調べている。

 小松さんは元東洋太平洋フライ級王者で、5月には「亀田3兄弟」の次男、亀田大毅選手との対戦が予定されていた。

 同クラブによると、小松さんは修行のため、11日から京都市内の寺に座禅を組みに行っていたという。小松さんにアドバイスをしていたトレーナーは「なぜ滋賀にいたのか分からない。あまりのショックで言葉にならない」と話している。