上海で26日に行う予定だったWBC世界フライ級チャンピオン、内藤大助(34=宮田)の5度目の防衛戦が中止となったことが23日、分かった。興行をめぐり、宮田ジムと挑戦者側で交渉を詰め切れなかったためとみられる。日本で代替開催する方向で調整する。

 内藤は同級10位の熊朝忠(26=中国)の挑戦を受ける予定だった。現地入りしている日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「プロモーターの問題」と話した。

 内藤にとって海外で初めての防衛戦は、中国進出を目指すWBCの強い意向で決定。24日に日本を出発し、25日には上海で調印式と前日計量に臨むことになっていた。