<プロボクシング:日本ウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

 王者中川大資(31=帝拳)が逆転で初防衛に成功した。同級2位斉藤幸伸丸(30=輪島)に初回からポイントをリードされた。「何かフワフワして…」と、スピードある出入りの斉藤を捕まえられず。5回に右ボディーでようやく足を止めた。7回には打ち合いに持ち込み、右ストレートでぐらつかせる。さらに連打を浴びせると相手はグロッギー気味でダウン。レフェリーがすぐさまストップし、7回2分36秒TKO勝ちとなった。「打ち合いで自分の土俵に来てくれた。自信になる内容ではない」と苦笑いしきりだった。