<プロボクシング:ノンタイトル10回戦ほか>◇7日◇東京・後楽園ホール

 粉川拓也(24=宮田)が、WBC世界フライ級15位熊朝忠(中国)に3-0の判定勝ちを収めた。5月に同級王者内藤大助に惜敗した相手に、カウンターで応戦。強力な右フックをかわし、回転の速い連打で有効打を浴びせた。世界15位の相手を倒したことで、世界ランク入りが濃厚になった。粉川は「次は日本人のランカーとやりたい」と慎重だが、宮田博行会長は「世界に行けますよ」と太鼓判。WBAバンタム級王者モレノ(パナマ)陣営と交渉に乗り出すことを明かした。

 水谷智佳-楊瑩の東洋太平洋女子スーパーフェザー級王座決定戦は、楊の計量失敗でノンタイトル6回戦に変更された。試合は水谷が1回1分41秒、TKO勝ちした。