<プロボクシング:東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦>◇12日◇東京・後楽園ホール◇2150人

 王者清田祐三(26=フラッシュ赤羽)が、挑戦者のインドネシア同級王者リアント・シマモラを3回TKOで下し、3度目の防衛に成功した。右の強打を武器に、序盤から優勢に。3回終了間際、猛攻から右ストレートをヒットさせたところで、レフェリーが試合を止めた。清田の通算戦績は18勝(16KO)2敗1分け。

 スーパーミドル級は世界的に層が厚く、清田はWBCランクで30位にも入っていない。それでも、世界挑戦はあきらめていない。「世界は遠いけど、夢ではなく現実として考えていきたい」。これで3連続KO防衛。KOロードの先に、世界が見えると信じている。