WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(帝拳)が1日、都内の帝拳ジムでジムワークを再開させた。ボクシングに集中するために普段は東京で単身生活を送る西岡は、4月の4度目の防衛戦後は家族の住む兵庫県に戻り、「子どもと妻とゆっくりしてました」と一家だんらんの時間を過ごした。約2カ月ぶりのジムワークを終え、「2カ月もジムで動いていないと新鮮な感じがしました。やっぱりいいですね」と笑顔で汗をぬぐった。

 この日、今秋に日本か英国で同級1位レンドール・ムンロー(英国)と5度目の防衛戦を指名試合で行うと発表された。ムンローはサウスポーの30歳で、戦績は21勝(9KO)1敗。西岡は「頭の中で常に相手がサウスポーということを入れてトレーニングをしたい」と意気込んだ。