新日本プロレスの真夏の祭典となるG1クライマックス(8月6日開幕)に向け、08年G1覇者の後藤洋央紀が22日、東京・調布市のレッスルウィンで練習を公開した。三上恭祐を相手に、国士大レスリング部時代に駆使していた技を繰り出しながら原点回帰。通算20回目を迎える今年の記念大会で2年ぶりのG1制覇を狙う。

 09年、10年は新日本の春の祭典ニュージャパン杯を連覇しているが、IWGP戦線では王者の真壁刀義、前王者中邑真輔の後塵(こうじん)を拝している状況となる。後藤は「G1に勝たないとチャンスがみえてこない。優勝しかない」と口にした。また必殺技・昇天の別バージョン「裏昇天」を新技としてG1で繰り出す可能性も示唆した。