<ボクシング:WBC世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇20日◇さいたまコミュニティーアリーナ◇5800人

 同級1位河野公平(ワタナベ)は、ダウン奪取もポイントで大差をつけられて完敗した。元暫定王者の同級2位トマス・ロハス(メキシコ)のサウスポーから繰り出されるストレート、強烈な右フックを浴び、主導権を握られ続けた。最後の12回、油断したロハスの顔面に右フックを打ち込み、ダウンを奪取。逆転でのKO勝利を狙って攻め込んだが、ディフェンスのうまい敵に逃げられて0-3の判定負け。ジャッジの1人は最大で9ポイント差をつけた。河野は「相手はうまくて何でもできる万能型。予想通り、うまかった」と悔しそうだった。