<ボクシング:東洋太平洋ライト級タイトルマッチ12回戦〉◇20日◇さいたまコミュニティアリーナ◇5800人

 王者三垣龍次(M・T)が、金井アキノリ(姫路木下)を6回TKOで破り、初防衛に成功した。2回、両足がそろったところにカウンターの右ストレートを食らい、まさかのダウン。しかし、すぐに立て直して3回にダウンを奪い返すと、6回には速射砲のような連打で試合を終わらせた。昨年4月に同王座を獲得しながら、1度も防衛できずに陥落していた。再起戦ではあえて、高城正宏会長に「強い選手、格上とやらせてほしい」とリクエストし、モチベーションを保ったという。もちろん将来的な世界挑戦が目標だが、「挑戦者がいる限り防衛戦を続けたい」と、当面はベルトを守り続けるつもりだ。