25日の総合格闘技イベントDREAM16で勝利を挙げたファイターが26日、名古屋市内の中部日本放送本社でファン公開の記者会見に出席した。DREAMフェザー級戦線で活躍している高谷裕之(高谷軍団)と小見川道大(吉田道場)は次期挑戦者に名乗りを上げ、ピリピリムードを漂わせた。本来は今大会で、高谷が同級王者ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)に挑戦する予定だったが、王者側の家庭の事情で中止となっていた。高谷は「次はタイトルマッチがしたい」とアピールすれば、小見川も「世界のフェザー級の中心はオレです。オレ1人で十分」と言い放った。

 2人の緊張感あふれるムードにDREAM笹原圭一イベントプロデューサー(EP)もタジタジ。同EPは「ビビアーノのタイトル戦は年末か、年明けまで待っていただきたい。小見川選手、高谷選手、ビビアーノ選手の主張もあるので、話してきめたい。それが精いっぱいです」と話すにとどめていた。