<新日本:東京大会>◇22日◇後楽園ホール◇1500人

 G1タッグリーグが開幕し、Aブロック公式戦では後藤洋央紀、タマ・トンガ組がストロングマン、中西学組に敗れる苦しいスタートを切った。飛び技を得意とするトンガの勢いが、強靱(きょうじん)な肉体の2人に歯が立たず、10分38秒、パワーボムからの片エビ固めでストロングマンに敗れた。

 とりわけ後藤にとっては、手痛い黒星となった。この大会に勝つだけでなく、小島聡の持つIWGPヘビー級王座への挑戦を希望している。新日本からは第1候補に指名されているが、それを拒否する小島の首を縦に振らせるためにも、初戦に勝って勢いづきかった。試合後は「小島、逃がさねえぞ。おれに挑戦しろよおい!」と挑発。小島のシングル戦後にも、リングに上がってあらためて挑戦を表明。ところが、小島からは「中邑(真輔)、聞いているか?

 ベルトをかけて戦おう」と、完全に無視されてしまった。