<プロボクシング:64・8キロ契約ノンタイトル10回戦>◇24日◇東京・両国国技館

 日本スーパーライト級王者亀海喜寛(帝拳)が、元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)を6回KOで下し、世界挑戦にまた一歩近づいた。挑発的かつ、好戦的なアルファロに対し、堂々と打ち合った。左ボディー、左フックのコンビに加え、強烈な右フックを的確にヒットさせ、元世界王者を追い詰めた。立ち続けられずに倒れ込むようにダウンし、10カウントとなった敵を確認すると、亀海はほっとした笑顔。

 「後楽園ホールでしか試合をしたことがなかったので、こういった大きな会場は初めて。ボクは草ボクシングから始め、小さな体育館で競技をやってきたので、ここまできたなあと思った」と口にしていた。