ユニオンプロレスは3日、新木場1st

 RINGで記者会見を行い、富永真一郎(23)の入団を発表した。06年から帝京大で学生プロレス(学プロ)を始め、関東の主要大学7団体共催の最大級イベント「学プロサミット」で3年連続メーンを務めるなど、10年2月の学プロ引退まで帝王の座に君臨し続けた逸材。即戦力として期待できるため、1月3日の後楽園ホール大会でのデビューを目指す。ユニオンを運営するDDT高木三四郎社長(40)は「プロ野球で言えば甲子園で活躍した高校球児をスカウトしたようなもの」と、ナオミ・スーザン代表は「ユニオンの未来を作っていく選手」と期待した。富永は「4年間プロレスごっこを続けてきたが、プロレス歴は0年。イチから学んでみなさんに楽しんでいただけるレスラーになりたい」と抱負を語った。

 高木も12月にDDT経営者の立場は変わらないまま、試合をする選手として活動の場をDDTからユニオンに移す。「ユニオンはおもしろいのに世間に届いていない。自分が起爆剤になれば」と移籍を決めた高木だが、ニューカマーの入団はその後押しとなりそうだ。