ボクシング元WBC、元WBA世界ミニマム級王者の高山勝成(27)が、日本ボクシングコミッション(JBC)未公認の世界メジャー団体であるIBF(国際ボクシング連盟)王座に初挑戦することが正式決定し、8日に大阪市内で発表された。今月27日に、敵地・南アフリカでIBF世界ミニマム級王者ヌコシナチ・ジョイ(27=南アフリカ)に挑む。ジョイは21戦全勝(15KO)、長身の万能型サウスポー。今回が初防衛戦となる。高山は「頭脳的に戦って、タイトルを日本に持ち帰りたい。KOします」と意気込んだ。高山はIBFやWBO(世界ボクシング機構)といったJBC未公認の世界メジャー団体の王座獲得を狙い、昨年11月にJBCへ引退届を提出。現在はフィリピンの名門ALA(アラ)ジムのプロモートを受けている。今年9月にIBF世界王座挑戦者決定戦に6回TKO勝利しミニマム級1位にランクイン。王者への指名挑戦権を獲得した。