<プロボクシング:日本フェザー級王座決定戦10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール◇観衆1500人

 WBA世界フェザー級14位の細野悟(26=大橋)がアクシデントを乗り越えて日本王座をつかんだ。9月28日のスパーリングで左肋骨(ろっこつ)を骨折。そこからほとんど練習できない中、梅津宏治(ワタナベ)との激しい打ち合いを完全に支配して判定勝ちした。細野は「結果を出さないと、と思っていたのでリングに上がったら不安はなかった。(負傷したところにパンチを受けないよう)気をつけていました」と冷静。1月には世界王座奪取に失敗したが「また世界のリングに立って、次はKOで世界を取りたい」と2度目の世界戦実現へ希望を口にした。

 細野の戦績は18勝(13KO)1敗。