新日本:東京大会>◇13日◇東京・ディファ有明◇550人

 IWGPヘビー級王者小島聡(フリー)が、12月11日の大阪大会での初防衛戦の相手が中邑真輔に決まってから初めて、公の場で口を開いた。この日はスペル・シーサー、望月成晃(ともにドラゴンゲート)と組んでエル・サムライ、棚橋弘至、獣神サンダー・ライガー組と対戦。得意のラリアットで14分12秒、エル・サムライを破ると、試合後には晴れやかな表情を見せて相手決定を喜んだ。「ついに決まったな。中邑に決まった時点でおれの勝ちだ、新日本。楽しみにしてるよ」。後藤洋央紀を相手に推す新日本の意見を聞かず、自分の意見を貫いたことに満足げだった。

 中邑とは05年に引き分け、今夏のG1クライマックスで負けと、過去に苦戦を強いられている。「すべての恨み、晴らしてやる。プロレス人生すべてを懸けて、中邑をぶっつぶす」。因縁の相手との再戦に、並々ならぬ決意を見せた。