<全日本:東京大会>◇20日◇後楽園ホール◇1700人

 世界最強タッグ決定リーグ戦の優勝候補、船木誠勝、鈴木みのる組が、ジョー・マレンコ、西村修組と30分時間切れで引き分けスタートを切った。終了間際、鈴木がマレンコにスリーパーを見舞ったが、逆に左右両足首を続けざまに決められてもん絶。締め切れないまま、時間切れのゴングを聞いた。

 マレンコは80年代から全日本、新日本のリングに上がっていた日本マット界の常連外国人。セミリタイア状態から復帰してのリングだった。鈴木にとっては、藤原組時代の92年に戦って以来で、試合後は「センチメンタルな気分になっちまったじゃねえかよ」と語っていた。