<プロボクシング:WBA女子ミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇5日◇大阪市ATCホール

 同級王者の多田悦子(29=フュチュール)が4度目の防衛に成功した。東洋太平洋アトム級王者でもある挑戦者アマラ・ゴーキャットジム(21=タイ)に3-0の大差判定勝ち。ジャッジの採点は1者が100-90のフルマーク、2者が99-91だった。

 サウスポーの多田は勇敢に前進してくる挑戦者をかわし、右ジャブやアッパーなどでポイントを積み上げた。「周りの人がバックアップしてくれてリラックスしてできた。試合した感覚がないくらい。課題も見えたんで、もっとレベルアップしていきたい」。過去2戦はドロー防衛。3試合ぶりの勝利に笑顔で喜びを語った。これで通算戦績は7勝(2KO)2分けと無敗をキープした。