<プロボクシング:WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

 王者小関桃(28=青木)が5度目の防衛に成功したが、笑顔はなかった。挑戦者の秋田屋まさえ(32=ワイルドビート)が3回、偶然のバッティングで右目上から出血。出血がひどく、3回終了後にレフェリーが試合を止めて引き分けとなり、王座を守った。それでも試合後の小関は、報道陣の質問にも無言でうつむいたまま。有吉将之会長は「こういうのがいちばん嫌だったけど仕方がない」と複雑な表情を浮かべた。敗れた秋田屋は「もう1回やりたい」と再戦を希望した。

 小関の戦績は7勝(2KO)1分け。