<ノア:東京大会>◇24日◇東京・ディファ有明◇1400人

 ノア青木篤志(33)が、初めてのベルトを奪取した。GHCジュニアタッグ選手権試合で、丸藤正道(31)と組んでタイガーマスク(40)、金本浩二(44=ともに新日本)の王者組と対戦。タイガーへの頭突き連発など、自爆もいとわない気迫の攻撃で、ベルトへの執念を見せて会場のボルテージを上げた。金本のアキレス腱(けん)固めなど、執拗(しつよう)な攻撃に耐え抜くと、23分18秒、得意技のアサルトポイント(変形岩石落とし固め)で金本からフォールを奪った。

 自衛隊を経てノア入り。偶然にも5年前のこの日、同じディファ有明でデビューした。ちょうど5年目の記念日に、自分への最高のプレゼントとなった。「自分にプレッシャーをかけて必死になった。あこがれのベルトが目の前にあってうれしい」。青木コールが巻き起こると、リング上で人目をはばからず泣いた。