<戦極ソウル・オブ・ファイト>◇30日◇東京・有明コロシアム

 メーンのフェザー級チャンピオンシップは、挑戦者の日沖発(27=ALIVE)が王者マルロン・サンドロ(23=ブラジル)を3-0の判定で下す殊勲の星を挙げ、新王者に輝いた。3回にマウント(馬乗り状態)からの連打、さらに腕固めと流れる攻撃で王者を追い詰めた。最終5回は、羽根折り腕固めから腕ひしぎ逆十字固めを決め、試合終了のゴングまで離さなかった。

 初代王者を決める昨年のフェザー級トーナメントでは、決勝まで進みながら体調不良で無念のドクターストップがかかった。1年待って得た王座挑戦のチャンスで、予想を覆す完勝。サンドロや金原正徳、小見川通大ら猛者がしのぎを削って争ってきたベルトを手にし、「ベルトは重いですね」としみじみ語った。