<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇4万2000人

 天山広吉が、飯塚高史を絞め上げて失神させた。TTDからアナコンダバイス、アナコンダバスターと続け、最後はアナコンダクロス(変形顔面締め)。11分13秒、終了のゴングが鳴っても腕をほどかないほど、飯塚を絞め続けた。近年はけがに苦しんできた天山は「08年、09年、10年の悪い運気をはらう意味でも、悪霊みたいな人間をはらって良いスタートを切るつもりだった」と笑顔。約4年ぶりの東京ドーム大会出場に白星で花を添え「完全復活するためにも勝てて最高。復帰したんやから、ここからもう1回駆け上がります」と力を込めた。