<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇4万2000人

 中邑真輔(新日本)が、潮崎豪(ノア)との因縁の対決を制した。昨年のG1クライマックス、ノア10周年記念興行で1分け1敗と辛酸をなめ、自ら願い出て実現したリベンジマッチ。両ひざへの執拗(しつよう)な攻撃とラリアットに耐え続け、2度のフォールを跳ね返した直後の14分17秒、ひざ蹴りの必殺技ボマイェからの片エビ固めでフォール勝ちした。「やっと、新しいスタートラインに立てる。あいつ(潮崎)がプロレスに本気なのか、少しは垣間見られたと思う。オレがやるレスリングは1つ、ストロングスタイル」と勝利の余韻をかみしめた。潮崎も「1発1発に気持ちが入っていた。覚悟を持った者同士で戦った」と感じ入った様子だった。