元WBAフライ級王者の坂田健史(30=協栄)が13日、現役引退を表明した。東京都内の協栄ジムで会見を行い「自分の体の衰えを感じた。持ち味だったテンポの速いボクシングができなくなった」と理由を語った。3月14日に引退興行を行い、4月に専大(夜間)へ進学して経営を学ぶ。

 坂田は広島県出身で、98年12月にプロデビュー。豊富なスタミナと連打を持ち味に、07年3月に4度目の世界挑戦でタイトルを奪取した。4度防衛後、08年12月に王座から転落。昨年9月にWBA同級王者の亀田大毅(亀田)に挑み、判定で敗れた試合が最後となった。戦績は44戦36勝(17KO)6敗2分け。