<プロレス:スーパーファイト2011>◇24日◇東京・JCBホール◇3200人

 CS放送GAORAの開局20周年記念大会で、夢のタッグが実現した。メーンで武藤敬司(全日本)、CIMA(ドラゴンゲート)、獣神サンダー・ライガー(新日本)のドリームチームと、ザ・グレート・サスケ(みちのく)、諏訪魔(全日本)、吉野正人(ドラゴンゲート)の各団体王者組が対決。普段は見られない別団体のスター同士が直接対決し、超満員3200人の観衆を熱狂させた。

 その中でも、主役はやはり武藤だった。出番の多くをCIMAに譲りながら、終盤にはドラゴンスクリューを相手3人に連発。最後も、サスケにシャイニングウィザードからの体固めでフォール勝ちするなど、おいしいところをすべて持って行った。インディー団体で集客好調なドラゲーから刺激を受けたようで、試合後は「上の選手(CIMA)が元気な団体は全然、違うな。俺は元気を出すとひんしゅくを買うけど」と話していた。