<全日本:東京大会>◇6日◇後楽園ホール◇1900人

 世界タッグ選手権試合は曙、太陽ケアの王者組が、KONO、ドーリング組に敗れて王座から陥落した。序盤は曙の打撃、巨体を武器にしたエルボードロップなどで優位に進めたが、ケアが相手2人がかりに攻撃を受けるなど、徐々に形勢不利に。最後はケアがKONOに18分42秒、三角絞めで締め落とされ、レフェリーストップ負けした。

 ここまで3度防衛で安定政権を築くと思われたが、対立を続けるブードゥー・マーダーズの刺客に不覚を取った。試合後、「曙、もう1回やろう」と再戦をアピールするケアに対し、3冠ヘビー級王座挑戦者決定戦も控える曙は「3冠に集中したい」と態度を保留した。