<シュートボクシング:東京大会>◇19日◇後楽園ホール

 宍戸大樹(33=シーザージム)が09年9月にKO負けしたボーウィー・ソーウドムソン(27=タイ)にリベンジした。宍戸は先にダウンを奪うと、投げを決めてポイントも奪取。終盤には腕関節を狙うなど、相手のパワーに押されながらも冷静に試合を運び、判定3-0で勝利した。昨年4月に梅野孝明(シーザージム)を下し、11月にはアンディ・サワー(オランダ)からダウンを奪うなど、SBで暴れ回ったボーウィーを倒した宍戸は「何で向こうの蹴り、パンチに耐えられたのか。自分でも不思議だけどホッとしている。辛抱して諦めなければ光明が見えることがわかった」と笑顔を見せた。

 昨年、SBはS-cupのタイトルをK-1のブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)に奪われた。しかし、今大会では鈴木博昭(26=ストライキングジムAres)がSRCの大沢茂樹(24=SRC本部道場)に判定で、鈴木悟(34=Unit-K)がケージフォースライト級王者の弘中邦佳(34=マスタージャパン)にKOで、それぞれ総合格闘技の選手に勝利した。宍戸は「SBボクサー全員が危機感を持たなければいけない」とSB勢の逆襲を誓った。