世界2階級制覇王者のWBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)が自然体を貫き、初防衛戦に備える。4月8日、東京・両国国技館で同級3位ウンベルト・グチェレス(メキシコ)とのV1戦に向け、25日には都内の帝拳ジムでトレーニングを行った。WBC世界フェザー級王者時代に臨んだ09年7月のエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)との初防衛戦は判定負けを喫した。今回は初防衛戦の「壁」を乗り越える試合となる粟生は「良くも悪くも初防衛戦であることを多少は意識しますね。うまく気持ちのコントロールをしたい」と口にした。