日本ボクシングコミッション(JBC)が2月28日、都内で委員長会議(7委員会、兼任含む5委員長)を開き、未公認団体と暫定王座について協議した。現在、JBC未公認の世界ボクシング機構(WBO)、国際ボクシング連盟(IBF)と日本ジム所属の世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)世界王者によるタイトルマッチ開催を認めていないが、この日の会議で「王座統一戦」に限って認めることが決まった。JBCの安河内事務局長は「WBO、IBFの防衛戦や挑戦を認めるのは、まだ早い。ただ、今の世界王者は充実している。同じ階級で誰が1番強いのか、統一戦ならばできる」と話した。また、JBCはこの日、WBAで全17階級のうち、10階級で暫定王者が乱立していることを問題視。故障など正当な理由で正規王者が長期間活動できない場合を除いて、暫定王座を世界タイトルとして認めない方針を固めた。