<アイスリボン:東京大会>◇21日◇後楽園ホール◇737人

 11日に発生した東日本大震災後、初の後楽園ホール大会をアイスリボンが開催した。大会前に後楽園職員から避難経路の説明を受け、入場時に配るチラシに掲載したイラストと、場内アナウンスで観客に案内、非常時に備えた。また、節電のため演出の照明や映像の使用を自粛。募金箱の設置のほか、チャリティーグッズの販売など、被災地への義援金を集めた。開催決定の判断に悩んだというさくらえみ(34)は大会後「やってよかった。無事に終わってよかった」と笑顔を見せた。

 また、仙台市出身の新人たま子(21)がデビュー。新築だった実家は半壊し、いまだに連絡の取れない友人もいるが「プロレスを通じて何かを伝えられたらと自分なりに精一杯頑張っていきたい」と気丈に話した。