新日本は24日、都内事務所でIWGPヘビー級選手権試合の調印式を行った。4年ぶりの王座奪回を目指す挑戦者永田裕志(42)に対し、王者棚橋弘至(34)は「コンディションの良さは異常。脅威。やはりシングルでいい試合をしていると、乗れる。勢いを感じる」と強く警戒。その上で「久々に上の世代の選手とやる緊張感がある。忘れていたものがよみがえる」と気を引き締めた。

 一方の永田は07年10月、棚橋に敗れて王座を失っている。「4年前に戦ったころと、今の棚橋は全然、違う。以前のように『立ち上がれ!』みたいなスタンスで行くと、今回は足をすくわれる。愛情をもって毒と化し、より鋭くエグイ攻撃を仕掛けたい」と雪辱を誓った。