今月8日に初防衛戦(神戸ワールド記念ホール)に臨むWBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(26=帝拳)が、リラックスした言動で心身の充実度を示した。5日に神戸市内のホテルで行われた予備検診に登場。同じ会場で予備検診を受けていた兄貴分のWBC世界フェザー級王者長谷川穂積(30=真正)が取材を受けている場面を撮影し「ここに来て1時間待って暇だったので撮ったんです。常にリラックスできていますよ」と笑顔をみせた。同検診では、挑戦者の同級3位マウリシオ・グチェレス(22=メキシコ)とも初対面したが「言葉は交わしていないですけど自分からあいさつしました」とピリピリムードは一切なかった。

 またグチェレスは「私は幼い顔だと良く言われるが、リング上では成熟した私が見られるだろう。リング上では幼い顔がビッグな大人に見えるはず」と強気の姿勢だった。