WBC世界スーパーフェザー級王者粟生隆寛(27=帝拳)は8日の初防衛戦(神戸ワールド記念ホール)に向け、7日に神戸市内で前日計量に臨み、リミットの58・9キロでクリアした。今月3日夜に神戸入りし、連日、神戸市内のジムで減量部屋に入ってウエートを落としてきた。粟生は「明日勝ちます。ここ何試合かは最後にポッと落としてきた。今回は変わりはないですね」と口にした。

 一方で挑戦者の同級3位ウンベルト・グチェレス(22=メキシコ)は1度目の計量でリミットよりも500グラムのオーバー。猶予時間の2時間をかけ、3回目の計量でリミットに到達した。元暫定王者でもあるグチェレスは「大事なのは計量ではなく、試合。あとはライバルを前にいい試合をしたい。メキシコから長旅してきた。一度、私が手にしたタイトルをもう1度、取り返したい」と口にした。