<プロボクシング:WBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇兵庫・神戸ワールド記念ホール×王者・長谷川穂積(30=真正)29勝(12KO)4敗[4回58秒

 TKO]○同級1位・ジョニー・ゴンザレス(29=メキシコ)48勝(42KO)7敗<1回>

 長谷川が開始30秒過ぎに左ストレートを繰り出して口火を切った。右ジャブ連打→左ストレートの形で相手の顔面を狙っている。残り1分、ゴンサレスの右をもらってしまう。静かな立ち上がりから終盤は激しい打ち合いになった。<2回>

 長谷川は距離を開けて右ジャブで様子をうかがう。ゴンサレスの覆いかぶせるような左フックにも対応している。残り1分を切ってから、やはりゴンサレスが右を出して間合いを詰めてくるが、長谷川は1回のように打ち合いには出ず、距離を保ち続けた。<3回>

 やはり開始1分はジャブの打ち合い、長谷川の右とゴンサレスの左が交錯する。1分半、長谷川がボディーを当て、さらに距離をつめて左のショートを当てた。長谷川のボディーにゴンサレスが体をくねらせるシーンも。残り10秒、長谷川の左アッパーに、ゴンサレスの右。またしても打ち合いになりゴング。<4回>

 この回もジャブの打ち合いで落ち着いた立ち上がり。しかし58秒、不用意にガードが下げてしまった長谷川が、ゴンサレスの右フックを顔面にもらい、腰から崩れ落ちた。立ち上がったものの、レフェリーは試合をストップ。長谷川は初防衛に失敗した。