<新日本:ニュージャパン・ブレイブ>◇19日◇東京・後楽園ホール◇1800人

 6月3日の福岡大会(福岡国際センター)でIWGPヘビー級に挑戦する中邑真輔(31)が田中将人(38)と組み、王者・棚橋弘至(34)と永田裕志(42)組と激しい火花を散らした。棚橋がロープブレークで強烈な張り手を見舞えば、中邑もエルボー、パンチ、キックを容赦なくたたき込む壮絶な前哨戦となった。最後は田中がスライディングDから、永田を押さえ込んだ。

 中邑は「今が一番強い棚橋に勝たなきゃ意味がない。自分がどんな状況であれ、ベルトにたどり着く」と必勝宣言。新日本のニュージャパンカップ、全日本のチャンピオン・カーニバルと、メジャー団体の春の祭典を連覇した永田からフォールを奪った田中は「2大会を制した男から3カウント取って最高。考え通りに行くと思うなよ。『春男』は、俺に替わった」とほえた。